フローリング敷布団のおすすめ10選｜下に敷くものは？マットレスや選び方も！

洋室だけどベッドじゃなくて敷布団で寝たい方もたくさんいますよね。しかし、フローリングの床に布団を直接敷くのが心配な方も多いはず。ベッドがなくてもマットレスや下に敷くものなどを工夫すれば、快適な睡眠環境を整えられます。

実はベッドではなく敷布団にするのは、さまざまなメリットがあります。布団を収納できるので、お部屋を広く使えるほか、丸洗いできる布団もあるので清潔に使えるのも魅力です。丸洗いできるタイプはニトリや西川をはじめ、さまざまなメーカーから販売されています。

この記事ではフローリングに布団を敷く際の注意点をはじめ、選ぶポイントやおすすめのフローリング用敷布団10選をご紹介します。洋室でも慣れている布団で眠りたい方や、布団で眠るためにどのような工夫が必要なのか知りたい方は必見です。

床に布団を敷いて使うのは、ベットと比べてさまざまなメリットがあります。まず、畳んで収納すればスペースが開くので、生活スペースを広く使えるのが大きなメリットです。

また、ベットと異なり落下の心配がありません。寝相の悪い方や小さなお子さんのいるご家庭でも、布団であれば床に出てしまうだけで済みます。

シーツだけでなく布団本体の丸洗いが可能なため、清潔に保ちやすいです。布団専用のクリーニングを利用すれば、ふとんのふっくらとした厚みも復活するので長く使えるのもメリットです。しかし、マットレスなしで寝ると体が痛くなることがあるため、注意してください。

マットレスタイプにはさまざまな種類・厚さ・硬さがあります。主にスプリングが入っているコイル系と、入っていないノンコイル系に分けられ、寝心地も扱い方も大きく変わってきます。フローリングに敷いて使うのには、ノンコイル系のものが敷布団のように扱いやすいため選ばれやすいです。

しかし、ノンコイル系の中でも柔らかい素材の低反発ウレタンは、体重や厚みによっては底付きを感じやすいデメリットがあります。睡眠時の体の圧力を分散させる体圧分散性に優れた高機能なマットレスが、寝心地にこだわりたい方に注目されています。

天然素材は肌がデリケートな方にも刺激が少なく、安心して使える優しい素材です。木綿は吸湿性に優れていて、肌触りが気になる方におすすめです。ただし放湿性はあまり期待できないので、ダニ対策のために天日干しなどのこまめなお手入れが必要です。

羊毛は保温性に優れていて、冷え性の方にもおすすめしたい素材です。軽量で吸湿性・放湿性に優れているため、快適に使えます。デメリットとしては、柔らかい素材なので耐久性が気になる点があげられます。独特の匂いが気になる方もいるかもしれません。

ポリエステル素材は軽量で、丸洗いできるタイプもあり、清潔さを重視したい方におすすめです。フローリングで敷布団を使うには必須の、布団を干したり上げ下げしたりする作業もやりやすいです。価格も比較的安いので、定期的な買い替えも考えやすいですね。

樹脂素材は通気性に優れていて、蒸れにくい構造になっています。こちらも水洗いできるタイプが多く、清潔に使えます。デメリットは寝返りをうった時に素材の音が気になる方もいるので、確かめてから購入するようにしましょう。

敷布団のサイズは、「身長+35cm」が適正だとされています。下記の表で、自分の生活スタイルに合ったサイズを見ていきましょう。

キングサイズは、大人2名子供3名ほどまで一緒に使えるくらい広く、ファミリーに人気のあるサイズです。

フローリングの上に敷布団を直に敷く場合と、すのこの上に敷く場合、クッション性のあるラグやジョイントマットの上に敷く場合とでは、選ぶべき敷布団の厚みが変わってきます。フローリングやすのこは硬いので敷布団にはある程度の厚みが必要ですし、反対にクッション性のあるマットを敷くのであれば、柔らかい素材のものや薄めのものでも対応できます。

フローリングに敷く敷布団を選ぶ際には、フローリングと敷布団の間に敷くものもセットで考えると、底付き感のない適切な布団がきっと見つかるはずです。

フローリングで敷布団を使う際に一番気をつけたいのは、カビのもとにもなる湿気です。定期的に敷布団を干したりあげたりして、フローリングも敷布団も両方乾燥させる必要があります。あまりに重いマットレスや敷布団だと、毎日のお手入れが億劫になってしまいます。

布団収納やお手入れを一番に考えるのであれば、マットレス型ではない敷布団か三つ折りのマットレスも扱いやすいです。マットレスでも自立しやすい厚さのものであれば、そのまま壁に立てかけてカビを防げます。布団乾燥機を使って湿気を除去する方法もあり、ダニも駆除できるので便利です。

西川は寝具メーカーの中でも歴史があり、認知度の高いメーカーです。品質の信頼性が高く、安心して使えます。素材も種類も豊富なので、数多くの製品の中から自分に合ったものを選べます。

「ラクラ」など、フローリングに1枚で使える製品もあるので、フローリングにおける敷布団のメーカーとしてもおすすめです。

日本インテリア業界大手の家具・ホームファッション専門店ニトリは「お、ねだん以上。」のキャッチコピーで知られ、コストパフォーマンスのいい製品が魅力のメーカーです。実店舗も多く、敷布団に実際に手で触れて、肌触りや弾力性などを確かめられるのも嬉しいポイントです。

フローリング用に1枚で使えるのマットレスもあり、すのこで底上げしたい人はすのこも一緒に買えるメリットがあります。

アイリスオーヤマの敷布団は、コスパを重視したい方におすすめです。耐久性に優れた設計のものや、洗濯機で丸洗いできるタイプのものもあって便利です。また、体が沈み込みすぎないため痛くないと評判です。

臭いやカビ予防もされており、お手頃な価格で多くのラインナップを取り揃えているのでチェックしてみてください。

敷布団の下にすのこを敷くと、フローリングとの間に隙間ができて湿気を逃がせるようになります。通気性がよくなればカビ予防になり、敷布団を清潔に使えます。

すのこは折りたたみできるものや、分割型、ロールアップできるものまでさまざまな種類があります。特に折りたたみ型は邪魔にならないだけでなく、布団を干せるためおすすめです。

フローリングに敷いて簡単に和室の雰囲気に早変わりできる置き畳やいぐさラグは、敷布団の湿気対策にも大活躍してくれるアイテムです。断熱性もあり、床からの冷気を遮ってくれて、冬でも暖かく眠れます。

また、いぐさの香りには、リラックス効果が期待できるさまざまな芳香成分が含まれています。主な成分である「フィトンチッド」は、森の香りとも呼ばれ、樹木からも発散されるものです。天然成分として空気清浄機にも使用されるほどで、快適な睡眠環境に貢献してくれますよ。

クッション性のあるジョイントマットやじゅうたんをフローリングと敷布団の間に敷くと、床からの冷気を防げます。すのこや置き畳と違って、使わない時に小さくまとめられたり、部屋のインテリアとして設置できたりと、使い勝手がいいのが嬉しいですね。

ジョイントマットやじゅうたんには、さまざまな素材があります。敷布団の下に敷くものは、湿気やカビ対策として除湿効果のあるものがおすすめです。

ベッドフレームの上に使用する場合が多いマットレスですが、最近では直接床に置けるタイプのマットレスも登場しています。直接床におけるタイプのマットレスは、普通のマットレスとは違い、通気性・吸湿性に優れている素材を使用している点も特徴です。

しかし、直置きが可能なマットレスではない場合、床の硬さが体に伝わる「底付き感」が出て、体が痛くなってしまう場合があります。腰痛予防のためにも、底つき感のない程よく厚みのあるタイプを選ぶようにしましょう。

なお、フローリングの床に布団を一枚敷きで使うのは、床の硬さが身体にダイレクトに伝わるので避けた方が無難です。

フローリングで敷布団を使ったときには、定期的に敷布団を天日干しして湿気やカビ対策をする必要があります。敷布団の素材に応じてお手入れの方法が異なるので、気を付けましょう。

• 木綿わたの敷布団

たくさんの汗を吸い取りますが、乾きにくい素材です。毎日収納する場合は、2週間に1回表裏40分ずつ天日干ししましょう。収納しない場合は1週間に1回は天日干ししてください。

• 羊毛敷布団

たくさんの汗を吸い、木綿わたよりも乾きやすい素材です。毎日収納する場合は、1ヶ月に1回表裏10分ほど天日干ししましょう。収納しない場合は1週間に1回天日干ししてください。

• ポリエステルの敷布団

あまり汗を吸わず、乾きにくい素材です。毎日収納する場合は、2週間に1回表裏40分ずつ天日干ししましょう。収納しない場合は1週間に1回天日干ししてください。

フローリングで使う敷布団の選び方やおすすめ商品、扱い方などをご紹介しました。工夫と選び方次第で、敷布団でもフローリングで快適に眠れます。今回の記事を参考にして、自分に合った敷布団を見つけてください。